芸術学専攻  −教育課程の特色−

芸術学専攻は、美学、美術史(日本・西洋)、アートマネジメント、実技の4つの領域から構成されています。芸術の体系的並びに歴史的研究を深めること、実践的研究や制作活動のレベルを上げることによって、芸術及び文化の本質を理解する人材の育成を目標としています。

美学では、古代ギリシアを含む美学思想に加え、現代芸術を含む芸術諸ジャンルに関わる芸術学的研究を行います。美学と芸術学のさまざまな領域を、その成立をめぐる歴史的分析を踏まえた上で、記号学、現象学、分析美学、カルチュラルスタディーズ等の観点から探究します。

日本美術史では、主に中・近世絵画史及び古代から近世の彫刻史を対象としますが、とりわけ室町時代後期から江戸時代を通じて活動した狩野派の絵師と作品、多様な展開をみせた鎌倉時代の仏教彫刻や肖像などについて、作品と文献史料の両面から検討し、社会的観点も視野に入れながら研究します。

西洋美術史では、古代およびルネサンス・バロック期の美術を主な範囲とします。ギリシア・ローマ神話やキリスト教図像の伝統、古代とその後世への影響、社会における美術の受容、美術コレクションの歴史などを研究します。

アートマネジメントでは、資料分析等の理論研究、美術館や地域の連携事業に関わる実践研究の双方を探究できます。同時に企画立案、実践、報告書作成などの一連の流れを体験し、アートの現場で即戦力となる力も養うことが出来ます。

美術実技では、絵画、デザインなどの制作を通じて、さまざまな表現の可能性を探究します。絵画では、作品発表を前提として油彩画、銅版画、ミクストメディアなどの表現を研究します。またデザインでは、社会との連携授業を行います(商品開発、作品制作及び展示)。さらにデザインに必要なデッサン力を手描きやPCなどを駆使して養います。