「東日本大震災とその映画を巡っての公開セミナー」のお知らせ

特別ゲスト:舩橋淳さん(映画『フタバから遠く離れて』監督)
日時:11月21日(水) 16:20〜17:50終了予定
場所:文学部棟1号教室


文学部美学美術史学科「芸術プログラム」の授業「芸術の現場へ1」(「上映の現場」コース)では参加学生が、今年度10月20日「秋の映画上映会」という枠組みの一つとして本学にてドキュメンタリー映画3作品の上映会企画及びその運営を行いました。昨年3月11日に起きた東日本大震災、そしてその二次災害として起きた原発事故について、このまま日常の中で忘れ去ることなく、まずこれらの事実と向き合う姿勢を保つことが大切と考えました。そのため、上映会までに6回の自主セミナーを開き、本学教員及び学外の震災関係者の方々のご協力も仰ぎつつ、自分たちの調べたことを互いに発表し合い、拙いながらも真剣な問いを重ねてきました。

この度は、上記映画3作品のうちの一つであり、公開後大きな反響をよんでいる『フタバから遠く離れて』の舩橋淳監督をお呼びしての公開セミナーを行います。また、今回はセミナーのコーディネーターとして私たちがずっとお世話になってきた三浦哲哉先生(Image Fukushima代表;本学英米文化学科非常勤講師)に、船橋監督との対談をお願いする予定です。今まで懸命に参加学生たちが取り組んできた企画の、最終回ともなるセミナーです。

「今、私たちには知らなければならないこと、目を逸らさず、向き合わなければならないことがある」。そんな気持ちや願いを込めて、このセミナーを皆さまの元にお届けします。被災地でそしてまた故郷から遠い避難所で生きる福島県双葉町の人々に密着し、国内外の映画祭においてこの作品『フタバから遠く離れて』を発表することで日本の「今」を伝えてきた、舩橋監督の生の声とその想いを直接聞くことのできる貴重な機会にもなると思います。学生の方々はもちろん、地域の方々も、参加自由ですのでぜひご参加ください。

ゲストの舩橋監督の簡単な御紹介 1974年生まれ。東京大学卒業後、ニューヨークで映画を学ぶ。処女作『echoes』は、仏アノネー国際映画祭で審査員特別賞と観客賞を受賞。またニューヨークと東京で時事問題を扱ったドキュメンタリーの監督も続けており、アルツハイマー病に関するドキュメンタリーで米テリー賞を受賞。今作の撮影過程を記録した著書『フタバから遠く離れて―避難所からみた原発と日本社会』(岩波書店)を今秋出版した。2013年には『桜並木の満開の下に(仮題)』を公開予定。