群馬県立女子大学
群馬学の確立にむけて

群馬学センター開設の経緯

 本学では、平成16年度から、広く県民の参加を呼びかけながら、群馬の来し方行く末を総合的多角的に考える「群馬学」を提唱し、シンポジウムの開催などさまざまな取り組みを行ってきました。

 特に、各分野で活躍する県内外の有識者を招いて開催する「群馬学連続シンポジウム」は、平成26年度までに27回を数え、また県民局との共催による地域版シンポジウムも3回開催し、延べ1万人を超える方々の参加をいただきました。

 これらの取り組みは、報道にもたびたび取り上げられるようになり、県内外で関心が高まってきているほか、「群馬学」という言葉も県民の間に浸透してきたと思います。 

 シンポジウム等を通して、群馬の長所や特色が浮き彫りにされ、これらをさらに深め、地域学として知識の集積や整理、体系化を図ることが必要だということが分かってきました。そのためには、様々な分野で研究を重ねている研究者や在野の研究家などが集って共同研究や意見交換を図り、あわせて必要な情報が入手できる拠点の整備が求められます。また、こうした活動の中で得られた成果を、在学生をはじめ、広く群馬の経済や県民生活の中でいかに活用し、群馬の発展に繋げていくかも重要な課題です。さらに、浮き彫りにされた群馬の魅力などの研究成果について、県民はもとより、全国に情報発信していくための拠点づくりも併せて必要となります。

 以上のようなことから、本学を拠点とし、県内外の有識者の協力・参加を得ながら、群馬の「知」の結集を図り、もって地域を知り地域を拓く「学」と「運動」としての「群馬学」を確立し、群馬に関する様々な情報を収集、発信する、県民のための共同利用機関として、平成21年4月に県立女子大学内に「群馬学センター」を設置しました。

  

【副センター長 紹介】

熊倉浩靖(くまくらひろやす)教授

 群馬県高崎市生まれ。京都大学理学部中退。シンクタンク勤務を経て、群馬学センター設置に伴い副センター長に就任。専門は日本古代史、社会教育、行政評価、地域づくりの多岐にわたる。
 近刊の単著に『日本語誕生の時代 上野三碑からのアプローチ』(2014年・雄山閣)『井上房一郎・人と功績』(2011年・みやま文庫)『古代東国の王者 上毛野氏の研究』(2008年・雄山閣)
 編著に『群馬県謎解き散歩』(2013年・新人物文庫)など。