公開講座概要紹介 (平成28年度)

英語の名詞−数えられるもの、数えられないもの−

開講日時 6月13日(月)10時40分〜12時10分

この講座では、英語の名詞が持つ性質である可算と不可算の区別について考えます。数えられる名詞は、どのような場合に使うのか、また、数えられない名詞は、どのような場合に使うのか、英語の例文を見ながら感じ取ることを目指します。たとえば、衣類を表す名詞のうち、 clothes は可算で複数形、clothing は不可算、と辞書には記されています。さて、使い分けの境目は、どの辺りにあるのでしょうか。

担当教員 文学部英米文化学科 教授 嶋田 裕司

岩倉使節団の古代ローマ遺跡見学

開講日時 6月13日(月)13時00分〜14時30分

明治の初めに岩倉具視が率いて欧米12ヶ国を視察した「岩倉使節団」は、イタリアで古代ローマ遺跡も見学しています。彼らはどんな遺跡を見て、どのように感じたのでしょうか。当時の観光スポットは今も変わらないのでしょうか。使節団報告書『米欧回覧実記』の記録文や挿絵をもとに遺跡巡りをしてみたいと思います。

担当教員 文学部美学美術史学科 教授 藤沢 桜子

様々な文化施設の教育普及事業

開講日時 6月13日(月)14時40分〜16時10分

公園・美術館・文化ホール・動物園・水族館…など多くの文化施設ではたくさんの教育普及事業が展開されています。この講座では教員が関わってきた施設の事業を紹介すると共に、文化施設における教育普及事業の意味を考え、また参加する事の意義を見出します。

担当教員 文学部美学美術史学科 准教授 奥西 麻由子

日本文学再発見シリーズ1 「芭蕉と伊賀−「農人」として誕生した意味−」

開講日時 7月11日(月)10時40分〜12時10分

松尾芭蕉は、伊賀上野の「農人」の子として生まれました。身分は「無足人」に準じる階級らしく、士農工商の身分制では「農」に属していたのです。19歳の頃からは、藤堂新七郎家にて料理人・台所用人として武家奉公する身になります。このように、芭蕉が「農人」であることを確認した上で、彼の心の履歴書ともいうべき『幻住庵の記』『笈の小文』『おくのほそ道』などを読んでいきます。中学校以来慣れ親しんできた芭蕉の名作の一つ一つのことばの奥に、思いがけず、人間芭蕉の肉声を発見できるはずです。

担当教員 文学部国文学科 教授 安保 博史

世界の貧困問題を考える

開講日時 7月11日(月)13時00分〜14時30分

天候不順、失業、ケガ、病気。社会保障や保険制度が乏しい国のくらしは実に不安定ですが、人びとは工夫を凝らして何とかくらしています。工夫の数々をひも解くと、世界の貧困問題解決の糸口が見えてくるかもしれません。私たちにどんなことができるのか、ともに考えてみませんか。最新の研究成果を紹介します。

担当教員 国際コミュニケーション学部 准教授 布田 朝子

忠治がいた17日間 −江戸時代玉村宿の大事件−

開講日時 7月11日(月)14時40分〜16時10分

嘉永三(1850)年8月、関東一円に侠名をひびかせた国定忠治がついに捕まりました。忠治は関所破りや殺人でいわば指名手配されており、裁判のため江戸に護送されることになりました。そして、その手続きが整う間、この大悪党を取り調べたり留置する場所に選ばれたのが玉村宿でした。本講座では玉村宿に忠治が留置された17日間にスポットを当て、この事件を通じて江戸時代の地方制度、治安制度、交通制度等について解説します。

担当教員 群馬学センター 教授 松浦 利隆

日本文学再発見シリーズ2 「万葉集あれこれ」

開講日時 9月12日(月)10時40分〜12時10分

壬申の乱に勝利をおさめ、強力な中央集権国家を作った天皇として知られる天武天皇が、その一方で万葉集にはユーモラスな歌も残しています。万葉集を通して、歴史上の人物の意外な一面を知ることができるというのも万葉集の持つ大きな魅力といえましょう。また4500首もの歌を収録している万葉集には、あまり有名でなくても魅力的な歌がたくさん隠れています。この講座では、そういった万葉集の魅力をご紹介します。

担当教員 文学部国文学科 教授 北川 和秀

「正しいこと」と「正しくないこと」の見分け方−批判的思考のススメ−

開講日時 9月12日(月)13時00分〜14時40分

現在は、情報のグローバル化が進むメガデータの時代です。こうした時だからこそ、情報の見極める力をつけることが大切です。これに役立つ「科学の方法」を一緒に学びましょう。

担当教員 国際コミュニケーション学部 教授 野口 和彦

日本文学再発見シリーズ3 「足利尊氏と和歌」

開講日時 9月12日(月)14時40分〜16時10分

武士としては非常に有名な足利尊氏が、実は和歌に対しても深い関心を持っていたことは、意外に知られていないかもしれません。その関心は武士として歴史に名を表す以前、早くも十代で芽生えています。そんな尊氏の生涯を簡単に辿りながら、彼の和歌、和歌との関わり方、和歌のあり方などについて考えてみたいと思います。

担当教員 文学部国文学科 教授 石川 泰水

アメリカの歌声−ポピュラー・ミュージックの系譜−

開講日時 10月03日(月)10時40分〜12時10分

アメリカにおけるポピュラー・ミュージックの展開について、ヨーロッパ音楽の系譜、ケルト音楽の系譜、黒人音楽の系譜に分類した上で、カントリー・ミュージック、フォーク・ソング、ゴスペル、ブルース、リズム&ブルース、ロックンロール、ジャズ、そしてヒップホップまで、それぞれの音楽の特徴と文化的背景について、実際に音楽を聴きながら、たどっていきます。

担当教員 文学部英米文化学科 教授 藤村 好美

森の思想家ヘンリー・ソロー−文明社会の容赦なき批判者−

開講日時 10月03日(月)13時00分〜14時30分

アメリカ文学が「アメリカン・ルネサンス」と言われるほどの隆盛を見た19世紀中葉に自然に帰ることを志向したヘンリー・デイヴィッド・ソローのエッセイを読みます。ソローは当時、急速に発達していた近代文明に反旗を翻すように自然の中に分け入り、自然を見つめながら思索を重ねました。ソローのエッセイに見られる鋭い文明批判を読み解き、またソロー独自の自然観に触れたいと思います。

担当教員 文学部英米文化学科 講師 林 南乃加

人間は有限な存在か

開講日時 10月03日(月)14時40分〜16時10分

日々、私たちは様々な限界に囲まれつつ生きています。物理的、知的能力の限界、病、老い、そして死。カントは、人間を有限なものとして規定しました。ハイデガーは、人間が死にうる存在であることのうちに、有限性の本質を捉えました。他方、フッサールのように、人間が世代を通じて無限の課題を引き継ぎ、担いうると考えた哲学者もいます。この講座では、人間は有限な存在なのか、あらためて考えてみたいと思います。

担当教員 文学部総合教養学科 准教授 長坂 真澄

現代美術と地域のつながり

開講日時 11月14日(月)10時40分〜12時10分

現代美術は難しい。そう思っている方は多いと思いますが、ここ数年、地域の中で行われる芸術祭なども増え、身近なものになりつつあります。地域の人と協働で行う制作、土地の特性を生かた作品、地元の食材を使い関係性を問う作品など具体例をあげながら紹介します。

担当教員 文学部美学美術史学科 教授 山崎 真一

アジアを中心とする新興国と日本企業

開講日時 11月14日(月)13時00分〜14時30分

日本にとって近年のアジアは、最も重要な製造拠点としての機能に加え、販売拠点や消費市場としての役割に向かいつつあります。この講座では、アジアを中心とする新興国の成長、中間所得層の拡大および日本企業の今後のビジネス戦略について考えます。

担当教員 国際コミュニケーション学部 教授 于 蘭鳳

「成熟」したまちを目指して−群馬県桐生市の事例−

開講日時 11月14日(月)14時40分〜16時10分

超高齢社会に突入した日本において、地域の持続可能性や、地域における豊かな将来とはどのようなものでしょうか。現在、群馬県の「消滅可能性都市」のひとつとして挙げられている桐生市を事例に、地域の現状や人々の生活を概観しながら、真に「成熟」したまちの実現に向けた可能性と課題について考えます。

担当教員 文学部総合教養学科 准教授 関村 オリエ